えたいのしれないなにか

ちらしのうらとかそういったたぐいのものかもしれないね(てつがく)

大外れの大物助っ人から「糞サイヤング賞」を構想する

野球の話ばかりですみません。

さて、我らが横浜DeNAベイスターズ鳴り物入りで獲得したトレバー・バウアーですが、ここまでの成績は惨憺たる有様。彼のYouTube動画でのセリフから「糞サイヤング勢」との綽名を奉られているバウアーの成績から連想して、「確かな実績があって前評判が非常に高かったにもかかわらず実際の成績が振るわない投手」に「糞サイヤング賞」を授与したい、というのが今回のお話です。

 

今回の候補は各球団から一人ずつ候補を選出したいと思います。本家のサイヤング賞が先発に限定されていないことから、糞サイヤング賞の対象も先発にこだわらず、リリーフからも選考します。

 

オリックス

今期も強力な投手陣は健在です。5月時点でチーム防御率が3点台と昨年に比べやや打ち込まれる場面も目立つようになりましたが、それでもローテーション投手はほぼ防御率2点台と優秀です。強いて言えば良い時と悪い時の差が激しく防御率が5月下旬で4点台の田嶋大樹がノミネートできるでしょうか。

 

ソフトバンク

大型契約で帰国したにもかかわらず、一軍登板もできていない有原航平をノミネート。ファームでの成績も現時点で3点台後半と振るわず、年俸に見合ってません。来日5年目になっても一軍定着すらままならないスチュワートJr.も在籍していますが、彼には実績もないので最多勝経験者の有原を優先しました。

 

埼玉西武

守護神・増田達至をノミネート。ここまで7セーブを挙げていますが防御率は6点台と悪く、何度かセーブ失敗もしています。昨年も後半に調子を落としましたが、今季は頭から調子が悪いので今後の巻き返しに期待がかかるところです。

 

東北楽天

田中将大が今期も苦しんでいます。帰国した21年シーズンは球団がウキウキで凄まじい額の年俸や専用ファンクラブまで作り、YouTubeで様々な発信も行いながら肝心の成績はどん底だった様子はまさしく今年のバウアーの様子に被りますが、今期も状態は上がらないまま、防御率も4点台に突入しました。

 

千葉ロッテ

フレッシュな顔ぶれが揃い首位を走るロッテにあって、石川歩が未だに投げられていません。昨季後半もコンディション不良で勝ち星を伸ばせませんでしたが、今季も苦しいシーズンとなっています。期待と現実の落差が大きいという意味では、昨季に引き続いて開幕コケている美馬学をノミネートしたいところです。チームの優勝のためにも二年連続の後半巻き返しに期待がかかります。

 

北海道日本ハム

開幕から大不振だった伊藤大海や上沢直之は立ち直りつつあるので、昨季ノーヒットノーランを達成しながら今季出遅れているコディ・ポンセをノミネート。ここまでわずか1登板、防御率は13.50です。4月に足を怪我しており今後の見通しも難しく、なかなか計算しづらい存在になってしまいました。

 

東京ヤクルト

奥川恭伸をノミネート。昨季から戦線を離脱しており、今季もやっと投げられるようになったもののファームではまだまだこれからという仕上がり。今期中の復活が成らなければ実働1年で同期の大卒組と椅子を取り合うことになります。21年シーズンにはスケールの大きさを見せていただけになんとしても復活してもらいたいです。

 

・横浜DeNA

もちろんトレバー・バウアーその人をノミネート。鳴り物入りで入団しましたが成績は初登板初勝利を最後に悪化の一途をたどり、トップメジャーリーガーの栄光も地に落ちました。日本にアジャストすべく奮闘する姿は同情を誘いますが、彼の強みが消えて単なる凡Pと化していくようにも思えます。せめて勝率を4-5割くらいに戻し、チームの足かせとならぬことを願うばかりです。

 

阪神

歴史に名を残す最強チームから、エース青柳晃洋が落ちこぼれてしまいました。昨季までの強さはどこへやら、左バッターに軒並み打たれて成績は崩壊。あっという間に居場所を失いました。今年は無理でも、来年以降復活して今度こそ沢村賞を獲るところを見たいです。

 

・読売

菅野智之をノミネート。今季コンディション不良もありここまで一軍で投げられていません。二軍で何をしているのかも今一つよくわからない始末で、巨人の先発崩壊の一因となっています。後半の巻き返しに期待がかかるところです。

 

広島東洋

栗林良吏をノミネート。7セーブを挙げていますが、防御率5点台に加え4敗と失敗が目立ちます。WBC強化試合での怪我も影響しているのかもしれませんが、チームにとっては苦しい展開となりました。交流戦で立ち直ることができれば、チームも上昇気流に乗れそうです。

 

・中日

怪我でシーズン絶望になった大野雄大も痛いですが、投げているメンバーの中で苦しんでいる涌井秀章をノミネートします。トレードで中日に移籍し、期待がかかる初年度から不運と炎上を重ね、防御率は4点台、すでに6敗(1勝)を喫しました。年齢的にもベテランの域に達した右腕の今後が気になるところです。

 

以上の中から、後半戦も低空飛行で終えた候補者に糞サイヤング賞が授与されます。シーズンが終わったら、受賞者決定記事を書こうと思います。