えたいのしれないなにか

ちらしのうらとかそういったたぐいのものかもしれないね(てつがく)

振り返り

書こう書こうと思いながら二ヶ月ほったらかしにしていましたが、さすがに年が変わる前には書かなければと決意してようやく書き込みページを開きました。

今年どのチームよりも多くの試合を戦い抜き、秋めく福岡の地に散った、かの野球チームの一年の個人的振り返りをしたいと思います。


開幕前、ベイスターズは4位になるだろうと予想しました。大型補強を行った巨人と昨年の覇者広島の強さは揺るがず、5位の阪神は戦力把握が済んで伸びてくるだろうと思ったためです。
実際ベイスターズの春は厳しいものになり、阪神は予想通り上位に位置していました。巨人は補強が片端から不発に終わりながらも順調に戦いを進めていました。

戦況が大きく動いたのは交流戦でした。今年は例年と異なりセリーグが一方的に負ける展開ではなく、3球団が交流戦を5割以上で終えることに成功しました。ここで巨人が脱落しベイスターズはAクラス入りを果たします。阪神も8連敗でペナントレースからほぼ脱落し、広島独走体制が構築される中でCS争いが激化。ベイスターズは2位を目指して突っ走りますが、夏場からBクラスの危機に立たされた巨人が主力をベイスターズにぶつけ続けゲーム差をじわりじわりと詰めてきました。最終盤までリーグトップクラスの表ローテをぶつけられてはさしものベイスターズも苦戦しましたが、紙一重でAクラスに滑り込んでシーズンを終えました。

そして迎えたCS、泥まみれの甲子園で勝利をおさめ、第3戦も勝ってなんとか広島行きの切符を手にしたベイスターズは加速します。初戦は落とすも4連勝でそのまま日本シリーズへ。予想だにしなかった展開に笑いが止まりませんでした。

必ず帰ると誓って横浜を発ったブルースターエクスプレスは西へ西へと走り続け、福岡の地にたどり着きました。結局福岡ではひとつも勝てなかったけれど、ストレート負けの危機に土俵際で踏ん張ったあたりは伊達にCSを勝ち抜いてきていないと感じました。


今年にあって、昨年になかったもの。それはきっと計算できる助っ人ピッチャーだったでしょう。10勝を挙げたウィーランドは言わずもがな、勝ちパターンに定着したパットンに便利屋左腕としてブルペンを救ったエスコバーなど去年は穴だらけだった助っ人が大きく助けになりました。特にエスコバーは日本ハムで典型的ダメ助っ人だったのにベイスターズに来てからああなったのは何故なのでしょうか。移籍時は全く期待してなかったことを土下座して謝らなければならないほど戦力になってくれました。

翻って野手に大きな変動は見られませんでした。終盤に柴田がセカンドに定着したくらいでしょうか。下園と後藤が機能しなかったのもあって代打が非常に弱かったことが強烈に記憶に残っています。


来季、このまま優勝!は難しそう。せっかく大和を獲得したし、弱すぎる代打の強化およびショートの守備難を鑑みて倉本を代打の1番手にしてみるとかどうでしょう。左のクラッチヒッターなので下園の後継者になれると思うんですけども。あとセカンド守備覚えてもらえれば柴田に代打が出せる。今年下園切って来年は後藤の番でしょうから右の代打は白根に任せてもらいたいです。