えたいのしれないなにか

ちらしのうらとかそういったたぐいのものかもしれないね(てつがく)

糞サイヤング賞結果発表&順位予想2024

うだうだしている間に翌シーズンが始まってしまったので、2023年の糞サイヤング賞を決めてしまいましょう。

 

オリックス:田嶋大樹

13試合81 2/3イニングを投げ6勝4敗、防御率3.09とごく普通の成績に落ち着きました。しっかりとローテーションを完走できたとは言えませんがチーム6位のイニング数を稼ぎ、優勝に貢献しました。日本シリーズでの好投も光りましたが、勝利につながらなかったのが残念です。

ソフトバンク:有原航平

17試合120 2/3イニングを投げ10勝5敗、防御率2.31と優秀な成績。二軍での体たらくは別人だったかのようにチーム最多勝の働きを見せ、「二軍ではやる気がなかっただけ」とも言われました。

埼玉西武増田達至

40試合に登板して19セーブ、4敗しています。防御率は5.45となり、終盤には抑えを剝奪されました。

東北楽天田中将大

24試合139 1/3イニングを投げ7勝11敗、防御率4.91と散々な成績になりました。それでもチーム2位のイニングを投げているのはさすがというところ。

千葉ロッテ美馬学

18試合98 1/3イニングを投げ3勝9敗、防御率は4.76と低迷。QSも5回と苦しいシーズンを送りました。

北海道日本ハム:コディ・ポンセ

10試合51 2/3イニングを投げ4勝5敗、防御率は3.66。怪我もあって登板が少なかったですが最終成績はまずまずで、オフに楽天へ移籍しました。

東京ヤクルト:奥川恭伸

一軍登板なし。復帰が見えるとまた怪我をする悪循環にはまり、野球どころではないようです。

・横浜DeNA:トレバー・バウアー

19試合130 2/3イニングを投げ10勝4敗、防御率は2.76まで持ち直しました。9月に怪我で離脱しCSでは登板なく日本を去りましたが、結果的に横浜のポストシーズン進出に大きく貢献してくれたと言えるでしょう。

阪神:青柳晃洋

18試合100 1/3イニングを投げ8勝6敗、防御率は4.57と悪いですが一時期二軍での調整もしていた割に勝敗はそこそこ。日本シリーズでは最終戦にジョーカー先発を果たして史上二度目の日本一に貢献しました。

・読売:菅野智之

14試合77 2/3イニングを投げ4勝8敗、防御率3.36。怪我もあって大きく数字を落としました。

広島東洋:栗林良吏

55試合に登板して18セーブ15ホールド、3勝7敗です。抑えの座こそ失いましたが中継ぎとして奮闘し、チームの2位躍進に貢献しました。

・中日:涌井秀章

21試合111回を投げ5勝13敗、防御率は3.97。数字以上に援護に恵まれず最多敗を喫しました。

 

ケガでまともに投げられなかった選手は趣旨に見合わないので除外し、フルシーズンを投げぬいて成績がいまいちだった涌井と田中をセパそれぞれの糞サイヤング賞とします。

 

続いて2024年の順位予想です。

 

セリーグ

1位:阪神タイガース

2位:横浜DeNAベイスターズ

3位:東京ヤクルトスワローズ

4位:広島東洋カープ

5位:中日ドラゴンズ

6位:読売ジャイアンツ

 

グラウンド内外で岡田が他球団や審判団を恫喝するので阪神有利に物事が進むことを鑑み、優勝は阪神に決定です。昨年抗った高津は潰されましたし、三浦は媚びすぎて試合になりませんでした。2位の横浜は贔屓目、最下位の巨人は阿部がいまいちな発言を連発しているため、あとは戦力通りに並べています。原も退任した今、セントラルでは公正な試合が行われなさそうなので、順位予想は意味をなさないと思います。

 

横浜で今年期待している選手は中川颯です。もともとアンダースローが大好きで高橋礼の獲得を熱望していた(巨人いっちゃったけど)私にとって、地元出身のサブマリンが誕生したことはもはや運命としか言いようがありません。石川達也とかなり経歴が似ていて(神奈川出身、県内高校→六大学野球、育成選手経験あり)、もともと仲が良いという話も出ており、二人そろっての活躍を願っています。

 

パリーグ

1位:福岡ソフトバンクホークス

2位:埼玉西武ライオンズ

3位:オリックス・バファローズ

4位:北海道日本ハムファイターズ

5位:千葉ロッテマリーンズ

6位:東北楽天ゴールデンイーグルス

 

さすがにソフトバンク優勝は堅いでしょう。打線の破壊力が段違いですし、先発が揃わなければバウアーと上沢を補強するだけの話。それでも優勝しないとすれば、小久保の戦力運用が相当マズいというくらいしかなさそうですが、プレミア12での苦い経験を活かしてくるのではないでしょうか。

次にリーグで一番投手陣が充実している西武。助っ人含め打線がそれなり以上に機能すれば上位は余裕で目指せそう。

オリックスは投打ともそこそこ揃いますがそれぞれ穴も大きく、今まで紙一重で取れていた試合が勝敗ひっくり返る可能性が高いと思います。森がキャッチング・ブロッキングを猛練習してGG賞取るくらい活躍すれば、もしかすると優勝もあるかもしれません。

日本ハムは今年伸びてくると思いますが、上との実力差が開きすぎていてまだ届くところにはないでしょう。優勝するとしたら新庄退任後になりそう。

ロッテは昨年上振れと吉井の運用で勝っていた面があり、今年は相当に厳しい戦いを強いられそうです。美馬・西野・メルセデスあたりの成績がチームの成績に直結してきそう。

楽天は当面戦力のリプレイスに終始するでしょう。壊れたチームの立て直しを今江に任せるのは酷な気がします。

おすすめのなろう小説 第四弾

lounge.hatenablog.com

 

「まだなろうとか読んでんの?(笑)」という人も多いと思いますが、文章の質にさえ目をつぶれば結構おもしろい作品もまだまだあるので、食わず嫌いせずに一度読んでみてください。

今回は冷笑オタクくんにも満足してもらえそうなテンプレ破り作品を中心にご紹介させていただきます。

 

例年通り、短編小説には☆印をつけました。

 

 

画家は天使を描こうとした

https://ncode.syosetu.com/n8418ih/

キーワード:異世界、恋愛、戦争、芸術

異世界ではあるんですけど、いわゆるナーロッパとは全く異なる現代的な世界が舞台です。戦争によって生み出された人倫に悖る兵器と、犠牲になった人が出てきます。でも、読み終わったときあなたは確かにこの話が恋愛小説であると感じることでしょう。作者は典型的なテンプレ作家なのですが、この作品は珍しく文学っぽい内容で驚いたのを覚えています。

 

悪女矯正計画

https://ncode.syosetu.com/n9370hz/

キーワード:異世界、恋愛、タイムリープ、やり直し

章ごとに一人称の視点が入れ替わり、時間軸も行ったり来たりします。途中で分からなくなったら、この話はアーヴェルとセラフィナが主人公であることを思い出してください。この二人以外の境遇は章ごとに変わるので要注意。ちゃんとハッピーエンドです。

 

聖女の身代わりとしてやってきた婚約者殿の様子がおかしい

https://ncode.syosetu.com/n0775id/

キーワード:異世界、恋愛、婚約破棄

典型的なテンプレ破り。一周回ってお約束みたいな話ですが、正直ざまぁ系よりも読みやすいです。番外編できちんと悪役(?)の救済もあります。

 

彼女の恋物語にちょい役で出演する。

https://ncode.syosetu.com/n2545hk/

キーワード:現実世界、恋愛、テンプレ

テンプレ破り作品を中心にと言った舌の根の乾かぬ内にテンプレど真ん中を持ってきてすまない。負けヒロイン×モブ君の話です。初手でモブ君が告白かましてるのと、負けヒロイン側がギリギリまでモブ君に好意を向けない点が特筆すべきところでしょうか。

 

今日も聖女は合掌する

https://ncode.syosetu.com/n5765hw/

キーワード:異世界、恋愛、テンプレ

ちょっと外しを利かせた聖女召喚モノ。序盤は若干ホラー要素もある。

 

☆転生者のわたしと、転移者の彼女と

https://ncode.syosetu.com/n3184ij/

キーワード:異世界、転生、転移

現在のなろうにおける悪役令嬢モノお約束の展開と、転生と転移の違い(ここは作品によって転生ヒロインに置き換えられますが)を端的に説明した、whitepaper的作品として称賛すべき一作。若干のご都合展開はお約束の範疇ですし、権利と義務を論じるくだりに作者の政治的思想が透けるのはご愛嬌として、いい意味で「なろうらしくない」作品です。Twitterウケがめっちゃよさそう(これは悪口です)。

 

「頭の悪い女を妻にする気はない」と人を見下す次期宰相様は、ニコニコしてるだけのほんわか令嬢がなぜか気になる

https://ncode.syosetu.com/n8997ih/

キーワード:異世界、恋愛、打算

今回のイチオシ。タイトルとあらすじに書いてあることが全部です。読後感は恋愛小説より謎解きゲームに近いスッキリ感。こういうヒロインと結婚出来たら人生安泰ですよ。

 

☆拗らせた初恋の結末は、

https://ncode.syosetu.com/n1140ig/

☆これを恋と呼ぶなら

https://ncode.syosetu.com/n4785io/

キーワード:異世界、恋愛、腐れ縁

ほぼ同じ展開の2作品をまとめてご紹介。なろうの恋愛系で女性主人公の作品は往々にして近くにいるのに主人公の扱いが雑な男がいて、中盤で主人公にアプローチをかけてくる第二の男が登場するパターンが9割なのですが、第二の男のほうがいい男じゃなかったパターンだとこういう展開になります。なろうでは乗り換えるケースが目立ちますが(ざまぁをしやすいため)、乗り換えても乗り換えなくてもハッピーエンドになるんですこういうのは。少女向けのお約束です。

 

☆母を看取る

https://ncode.syosetu.com/n7168im/

キーワード:現実世界、アンドロイド、家族

アンドロイドに心はあるのか?家族の形ってなんだ?哲学系の授業でよく扱われる題材を真正面から描いた作品です。

 

一年後に『世界の王』と呼ばれる破天荒少女のワクワク冒険者ライフ

https://ncode.syosetu.com/n5413ie/

キーワード:異世界、ファンタジー、冒険

Q.ファンタジーなろうは好きですが俺TUEEE系ばかりでイヤです。どうすればいいでしょうか?

A.女性主人公で私TUEEE系にすればいいです。

毎日3話更新されるので読み足りないことはないでしょう。あんまり細かいこと考えずにコメディファンタジーとして読むと面白いです。設定厨じゃない人が「シャングリラ・フロンティア」を書いたらこうなりそう、みたいな一作。

 

 

ランキング上位に他責他罰のスカッと系しか入らなくなって久しいなろうですが、面白い作品の作者ページからお気に入りとか漁ると良い作品に出会えたりするので、digり方を変えてみるのも一考かもしれませんよ。

BanG Dream! It's MyGO!!!!!を見てください ~うわっ…長崎そよの好感度、低すぎ…?~

タイトルの通り、バンドリ迷子の話です。ネタバレを多分に含むので、未視聴の人は先に見てきてください。ただし、7話より先に3話の春日影を聞いてください。

 


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なんでバンドメンバーじゃない人がサムネイルなんだよ。

 

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↑無料視聴できます。

 


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さて、ここからは9話まで見ている前提で話を進めます。細かい描写とか人間関係とかはTwitter(現:X)でさんざん話していますが、あえて公開された環境で話したいことがあります。

 

・長崎そよに対する豊川祥子の当たりが強すぎる

7話以降の大暴れぶりが皆さんの記憶に新しいベーシスト、長崎そよさん。さすがはベーシストらしいイカレぶり…いや、めちゃめちゃ弱かったな…豊川祥子さんにボコボコにされてたな…。よく考えたら祥子はあんなこと言えた立場ではないはずなんですが。

ですが、祥子からそよへの当たりが強いのは実は8話だけではないのです。

まず2話。若葉睦から「そよが心配してる」と言われただけで苛烈な反応を見せ、「伝書鳩になってはいけませんわ」と今後のやりとりに釘を刺す徹底ぶり。

続いて4話。愛音を気遣ったのか「バンドメンバーは見つかりまして?」と聞いておきながら「長崎そよ」の名前が出たとたんに態度を硬化。その後ピアノを弾くシーンでは9話までで唯一の「祥子視点のモノローグ」が出てきます。CRYCHIC脱退を告げに行った際のスタジオの様子。明らかに長崎そよを中心に置いた視界。直接食ってかかったはずの椎名立希は出てきません。この時そよが止めに入っていたので、「長崎そよ」という名前を聞いてモノローグが連想されたとしてもこのシーンがないのは意図的に思えます。

その後そよに校門凸をされ、逃げる祥子。その際に「わたくしに関わらないで!」とかなり強い言葉を吐きます。これもまた不自然です。単にCRYCHICメンバーに関わりたくないだけであれば、高松燈にも同等の態度をとっていてしかるべきだからです。燈がそよと違い祥子に積極的にかかわろうとしていないからと考えると、1話で燈のことを気にしていた描写と矛盾します。

次に6話。睦からそよが新しくバンドを組んだ話を聞いて「わたくしへの当てつけですの?」「話をつける必要がありますわね」やっぱり言葉が強いです。重要なのは、睦はバンドメンバーについて話していないこと。祥子が当てつけと取ったのは「そよがバンドを組み、睦を誘ったこと」であり、椎名立希や高松燈の存在は無関係です。

7話で話をつけに行った結果春日影を再生産され、睦をほったらかして涙目逃亡した祥子は三角初華に抱かれに行ってしまいましたが、8話では初華との逢瀬で都合よく全てを忘却し、そよをボコボコにしたうえ「二度と関わるな」と言い放って立ち去りました。が、「あなたもいい加減忘れては?」というセリフは投げ出した本人が言っていいセリフではありませんし、「(CRYCHICを)わたくしの手で終わらせましたわ」というのも厳密には誤りです。何故なら彼女は「辞めさせていただきます」と言っただけで「解散します」とは言っていないから。レスバで勝ったというよりはラップバトルの「プロップス勝ち」みたいなもので、冷静に振り返ってみると論理が破綻しています。

 

燈視点(3話)、そよ視点(9話)、そして1話の第三者視点から見ても「脱退」の時点において祥子とそよの間に決定的な亀裂が入った描写はないにもかかわらず、本編中の祥子の言動を見ていると異常なくらいそよへの好感度が低いです。睦には変わらず幼なじみとして接し、燈とは「脱退」以来没交渉であるものの気にはしている様子、立希は眼中にないという状態で、そよ1人だけ憎悪に近い感情を抱かれている。いったい何があったのでしょうか。

考えられる原因としては二つあり、「脱退」後CRYCHICが崩壊していく中でそよが祥子に付きまとった(そよから逃げるために羽丘に移った)可能性、あるいはそもそも「脱退」の原因にそよ、ないし長崎家が絡んでいる可能性です。

前者は関連するエピソードがなく、今後提示される可能性に賭けるしかないのでノーコメントとしますが、後者の可能性については9話の内容を踏まえると考えにくいなという結論に達しました。なぜなら、長崎そよの母は成り上がりの投資家あるいは証券会社勤務であることから、豊川家になんらかの損害を与えられる立場にないと考えられるためです。そよ自身に原因がある可能性も、1話冒頭のシーンで燈に強い言葉を吐いているのですから、合わせてそよに何か言っていてもおかしくないはずなのに触れられていないという点から否定できるのではないかと考えられます(燈以外どうでもよかった説も考えられますが、その場合「どうでもいい」そよは脱退原因になりえません)。

 

9話まで風呂敷を拡げすぎているようにも感じるシナリオをどう畳むかも見ものですが、祥子がCRYCHICを辞めた理由と合わせてそよへの異質な憎悪の原因も回収してもらえるか、大変気になっています。なんとなく「脱退」の原因ごと全部なあなあにして新曲とメンバーのお気持ちだけでバンドという形に収束させそうだなあと思っていますが。9話と構成作家Twitter見て以降脚本への期待値がけっこう下がっているので…。

 

皆さんも一緒にこのアニメを追いかけてみませんか?バンドや音楽系部活をやったことある人、サークルで何かを作る経験をした人、組織の運営を経験した人には結構刺さるアニメなんじゃないかなと思っています。ここが変だと思うポイントや萌えポイント、描写の解釈や祥子ちゃんのおうちの場所など、教えてもらえると嬉しいです。

大外れの大物助っ人から「糞サイヤング賞」を構想する

野球の話ばかりですみません。

さて、我らが横浜DeNAベイスターズ鳴り物入りで獲得したトレバー・バウアーですが、ここまでの成績は惨憺たる有様。彼のYouTube動画でのセリフから「糞サイヤング勢」との綽名を奉られているバウアーの成績から連想して、「確かな実績があって前評判が非常に高かったにもかかわらず実際の成績が振るわない投手」に「糞サイヤング賞」を授与したい、というのが今回のお話です。

 

今回の候補は各球団から一人ずつ候補を選出したいと思います。本家のサイヤング賞が先発に限定されていないことから、糞サイヤング賞の対象も先発にこだわらず、リリーフからも選考します。

 

オリックス

今期も強力な投手陣は健在です。5月時点でチーム防御率が3点台と昨年に比べやや打ち込まれる場面も目立つようになりましたが、それでもローテーション投手はほぼ防御率2点台と優秀です。強いて言えば良い時と悪い時の差が激しく防御率が5月下旬で4点台の田嶋大樹がノミネートできるでしょうか。

 

ソフトバンク

大型契約で帰国したにもかかわらず、一軍登板もできていない有原航平をノミネート。ファームでの成績も現時点で3点台後半と振るわず、年俸に見合ってません。来日5年目になっても一軍定着すらままならないスチュワートJr.も在籍していますが、彼には実績もないので最多勝経験者の有原を優先しました。

 

埼玉西武

守護神・増田達至をノミネート。ここまで7セーブを挙げていますが防御率は6点台と悪く、何度かセーブ失敗もしています。昨年も後半に調子を落としましたが、今季は頭から調子が悪いので今後の巻き返しに期待がかかるところです。

 

東北楽天

田中将大が今期も苦しんでいます。帰国した21年シーズンは球団がウキウキで凄まじい額の年俸や専用ファンクラブまで作り、YouTubeで様々な発信も行いながら肝心の成績はどん底だった様子はまさしく今年のバウアーの様子に被りますが、今期も状態は上がらないまま、防御率も4点台に突入しました。

 

千葉ロッテ

フレッシュな顔ぶれが揃い首位を走るロッテにあって、石川歩が未だに投げられていません。昨季後半もコンディション不良で勝ち星を伸ばせませんでしたが、今季も苦しいシーズンとなっています。期待と現実の落差が大きいという意味では、昨季に引き続いて開幕コケている美馬学をノミネートしたいところです。チームの優勝のためにも二年連続の後半巻き返しに期待がかかります。

 

北海道日本ハム

開幕から大不振だった伊藤大海や上沢直之は立ち直りつつあるので、昨季ノーヒットノーランを達成しながら今季出遅れているコディ・ポンセをノミネート。ここまでわずか1登板、防御率は13.50です。4月に足を怪我しており今後の見通しも難しく、なかなか計算しづらい存在になってしまいました。

 

東京ヤクルト

奥川恭伸をノミネート。昨季から戦線を離脱しており、今季もやっと投げられるようになったもののファームではまだまだこれからという仕上がり。今期中の復活が成らなければ実働1年で同期の大卒組と椅子を取り合うことになります。21年シーズンにはスケールの大きさを見せていただけになんとしても復活してもらいたいです。

 

・横浜DeNA

もちろんトレバー・バウアーその人をノミネート。鳴り物入りで入団しましたが成績は初登板初勝利を最後に悪化の一途をたどり、トップメジャーリーガーの栄光も地に落ちました。日本にアジャストすべく奮闘する姿は同情を誘いますが、彼の強みが消えて単なる凡Pと化していくようにも思えます。せめて勝率を4-5割くらいに戻し、チームの足かせとならぬことを願うばかりです。

 

阪神

歴史に名を残す最強チームから、エース青柳晃洋が落ちこぼれてしまいました。昨季までの強さはどこへやら、左バッターに軒並み打たれて成績は崩壊。あっという間に居場所を失いました。今年は無理でも、来年以降復活して今度こそ沢村賞を獲るところを見たいです。

 

・読売

菅野智之をノミネート。今季コンディション不良もありここまで一軍で投げられていません。二軍で何をしているのかも今一つよくわからない始末で、巨人の先発崩壊の一因となっています。後半の巻き返しに期待がかかるところです。

 

広島東洋

栗林良吏をノミネート。7セーブを挙げていますが、防御率5点台に加え4敗と失敗が目立ちます。WBC強化試合での怪我も影響しているのかもしれませんが、チームにとっては苦しい展開となりました。交流戦で立ち直ることができれば、チームも上昇気流に乗れそうです。

 

・中日

怪我でシーズン絶望になった大野雄大も痛いですが、投げているメンバーの中で苦しんでいる涌井秀章をノミネートします。トレードで中日に移籍し、期待がかかる初年度から不運と炎上を重ね、防御率は4点台、すでに6敗(1勝)を喫しました。年齢的にもベテランの域に達した右腕の今後が気になるところです。

 

以上の中から、後半戦も低空飛行で終えた候補者に糞サイヤング賞が授与されます。シーズンが終わったら、受賞者決定記事を書こうと思います。

プロ野球順位予想2023

オープン戦も終わったので、開幕前の予想です。

 

セリーグ

1位:東京ヤクルトスワローズ

2位:阪神タイガース

3位:中日ドラゴンズ

4位:読売ジャイアンツ

5位:横浜DeNAベイスターズ

6位:広島東洋カープ

 

さすがにヤクルトを本命にしない人いないでしょう。戦力も采配も頭一つ抜けており、分析も緻密で相手の嫌がることをきっちりやる。昭和お気持ち野球に回帰したセリーグにあって唯一現代野球をやっているチームです。リーグ優勝を逃すとすれば主力に複数怪我人が出た場合くらい。

阪神も戦力は投打とも充分に揃っていますから、監督の采配と助っ人(特に打撃)の働き、あと在阪メディアが謙虚になれるかどうかに全てがかかっていると思います。

中日は昨季最下位ですが、主に横浜にカモられたのが原因であって他球団との戦績は意外にも5分前後。ここの揺り戻しがくれば中位にはつけそうな気がします。オフに大規模な血の入れ替えを行ったのが吉と出れば躍進もありそうですが、逆もまた然りです。

巨人と広島はまったく読めないので空いたところにしました。巨人が最下位争いするイメージが湧かないので4位。広島はチーム作りからなので最下位予想です。

DeNAは去年8月の勢いと中日をお得意様にして2位になっただけで、正直言って最下位だった2021年とさほどプレーや采配の質は変わっていません。オープン戦も惨憺たる有様だったので厳しめに予想しました。3年連続で最下位予想するのはファンとして許せず、贔屓込みで5位予想。オースティンは働かないし、キャッチャーは伊藤戸柱とも限界を露呈しており、下からの突き上げはルーキーの林を除いて全滅状態。京田とバウアー獲った編成は頑張ったと思いますが既存戦力があまりにもお粗末すぎる。ひたすら失策と貧打でゲームを取りこぼしていくシーズンになりそう。落合ドラゴンズや去年のオリックスのような野球ができればワンチャンあるかもしれないですが、守備走塁がお粗末なので夢物語です。打線の核になれる助っ人とヤクルト中村みたいな捕手が欲しい。

期待している選手は京田と笠原です。二人とも環境が変わって心機一転といったところ。森の独り立ちまでまだ時間かかりそうな中で中日のショートレギュラーを張っていた京田は理想的な補強…と言いたかったんですが、オープン戦での起用を見るに三浦監督は森にレギュラーを任せ、京田はユーティリティで考えてるようですね。勝てるわけないだろそんなチーム。京田には立浪と三浦への反骨心をバネに頑張ってもらいたいです。笠原はリリーフとしては出力が足らん気がするので先発での復権を心待ちにしています。噓です、本当は私が先発の笠原を好きなだけです。バウアー、今永、石田、濵口、東に次いで笠原がローテを回れれば左腕多すぎ性癖先発ローテーションの完成です。上茶谷や京山、ついでに坂本もここに喰らいついてくれれば言うことなし。小園は秋には一軍で見てみたいですね。逆にバウアーが来日しなかったり不祥事起こしたり怪我したらその時点でシーズン終了、次の監督探しが始まると思います。

 

パリーグ

1位:福岡ソフトバンクホークス

2位:東北楽天ゴールデンイーグルス

3位:オリックス・バファローズ

4位:北海道日本ハムファイターズ

5位:埼玉西武ライオンズ

6位:千葉ロッテマリーンズ

 

正直今年のプロ野球はつまらないでしょうね。両リーグとも始まる前から優勝決まってるんですもの。日本シリーズはヤクルト3-4ソフトバンクです。もし有原ガンケルがダメだったとしてもオスナと近藤は大当たり確定なうえ、昨年ダメだったガルビスも捲土重来を期しますから、1チームだけ違う次元で野球する感じになりそうです。

ソフトバンクと競るとすれば楽天かなと思います。ちょっと高齢化しているきらいがあるものの投打にしっかり核となる選手がいる印象です。

オリックス吉田正尚と伏見の穴を森ひとりでは埋めきれず、去年よりさらに火力が落ちているので優勝は厳しそう。でも守備はめちゃめちゃ堅そうなので下位低迷もなさそう。

以下、投打にタレントが足りない日本ハム、森の穴が大きく山川次第になってきそうな西武、再建の年になるロッテの順としました。オフにバウアーまでソフトバンク行ったら向こう10年パリーグ試合やる意味なしですね。

 

 

新助っ人が主張する中3日ローテーションを考えてみる

先日、横浜DeNAが新助っ人としてトレバー・バウアー投手の入団を発表しました。2020年にサイ・ヤング賞を獲得したメジャー主力級の助っ人が横浜に来るのは空前絶後の出来事であり、正直来日して投げてるところを見るまで実感がわきません。

full-count.jp

さて、上記のようにバウアーはかつて中3日で投げることを主張しており、20年オフのFA時にもこれの検討を獲得先に求めていたそうです。横浜からすればこれだけの実力があるバウアーがたくさん投げてくれるなら万々歳といったところでしょうが、ここで問題になるのがほかの投手のローテーションです。

 

現代のNPBでは中6日ローテーションが一般的で、安定して一軍で投げている投手は投げる曜日が決まっています。去年の横浜DeNAのローテーションはこんな感じでした。

開幕時:東→大貫→坂本→ロメロ→石田→濵口

交流戦:大貫→上茶谷→京山→今永→ロメロ→濵口

AS前後:今永→濵口→ロメロ→大貫→石田→坂本

9月頃:今永→上茶谷→ガゼルマン→石田→濵口→大貫

 

改めて見ると左腕ばっかりでウケる。連戦時に多少の追加や入れ替えがありますが、概ね6人で回っているのがわかります。ここに通常月曜日の休みを加えて中6日となっているわけですが、ここにバウアーを中3日で入れようとするとほかの投手に影響が出てきます。

バウアーは今月末に来日予定なので、開幕には確実に間に合いません。マイアミ行きになった今永と怪我の大貫も離脱しているので、開幕ローテーションは恐らくこんな感じ。

石田→笠原→東→濵口→平良→ガゼルマン

 

雨天中止がない限り4月は7連戦以上がないため適宜戦力を入れ替えつつ対応するとして、4月の下旬にバウアーをローテーションに加えます。バウアーで客を呼ぶべく土日に投げさせることにして、まずはこうなります。

石田㈮→バウアー㈯→今永㈰→濵口㈫

ここで中3日を適用すると、バウアーは次に水曜日に投げます。すると

バウアー㈬→ガゼルマンor大貫㈭→石田㈮→今永㈯→バウアー㈰

問題なのは、中6日で回っているスケジュールの中に一人そうでない投手がいるため、次の週のその曜日に投げる人がいなくなるということです。今回の例で今永が影響を受けて中5日になったように、入れ替えるにせよ登板間隔を詰めるにせよ、ほかの投手に影響が出ることは必至であり、監督には頭の痛い問題になることでしょう。

対策として、ローテーションの人数を増やすことを考えてみます。例えば開幕ローテーションのメンバーが全員うまくいったと仮定して、離脱メンバーを入れ替えではなくそのまま追加してみます。

石田㈮→笠原㈯→東㈰→濵口㈫→平良㈬→ガゼルマン㈭→今永㈮→バウアー㈯→大貫㈰

バウアーだけ中3日としてまた石田から順番に回してみます。

石田㈫→バウアー㈬→笠原㈭→東㈮→濵口㈯→バウアー㈰→平良㈫→ガゼルマン㈬→バウアー㈭→今永㈮→大貫㈯→石田㈰

月曜日はお休みなので、バウアーの中3日ローテーションも崩れてしまいました。また、他の投手の登板間隔が大変なことになっています。

チームとしての安定を考えると、大人しく中6日で投げてもらったほうがいいのかもしれません。

 

 

実際にはローテーションなんて崩れていくものですし、空いたところにお試しピッチャーが入るのも普通なので、チームを揺るがすほど深刻な問題にはならなさそう。まずはバウアーが無事に来日することを祈っています。

友達の姉ちゃんに恋した話/姉ちゃんの友達がうざい話:ふたつの「恋」に恋をする

 

今回はこの作品をご紹介します。

人間関係が至って簡潔で、主要キャラは4人しか出てきません。

三澄莉緒:姉。大学生。

三澄尚:弟。高校生。

生田瀬那:莉緒の親友。フリーター。

有沢遥翔:尚の親友。高校生。

遥翔は莉緒に恋をして、尚は瀬那に恋をします。とってもわかりやすいですね。

全員お顔が大変よろしいです。たまりませんね。

ライバルキャラも出てこないし、メンタルしんどい時にも読みやすいです。

あ、でも尚×瀬那のほうはちょっと闇が見え隠れしてる。

 

同人版は現在も先生のTwitterで更新が続いていて、過去の回も読めます(確認したところセンシティブな回は消されたっぽいです泣)

商業版は連載が始まったばかりなので、皆さんも今から読みましょう。十分間に合います。

年相応のアオハルってほんと良いですよね。光のアオハルと闇のアオハルを同じ世界線で楽しめる作品は希少なので、若い恋愛物語に飢えてる人やお姉さん好きの人には大変おすすめです。

あと、あずさきな先生の絵がうますぎ。早く続きが読みたい。